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【サックスの奥深い魅力】サックスが使われている名曲・人気曲

ジャズの世界において、ステージの花形として大活躍する管楽器といえばサクソフォーンですよね。

とはいえサックスはジャズに限らず、ポップスやロック・ミュージック、吹奏楽や映画音楽にいたるまで多くの分野で聴くことのできるものです。

実際に多くのポピュラーミュージックのヒット曲などでも、サックスの音色が重要な役割を果たしている楽曲は多く存在しています。

今回の記事では、最新の洋楽から誰もが知っているJ-POPの名曲に映画のメインテーマなど、幅広い分野から選んだバラエティ豊かなラインアップの名曲たちをお届けします。

「この楽曲のこのフレーズってサックスだったんだ」という発見もあるかも?

ぜひお楽しみください!

【サックスの奥深い魅力】サックスが使われている名曲・人気曲

Careless WhisperGeorge Michael

サックスを使用した最も有名な楽曲の1つ、『Careless Whisper』。

ワム!のメンバーで知られるジョージ・マイケルさんの作品です。

彼がわずか17歳のときに思いついたとされる本作は、後にイギリスのシンガーソングライター、アンドリュー・リッジリーさんによって手が加えられ、世界的なヒットを記録しました。

心揺さぶるサックスの音色は、今なお世界中のリスナーを魅了し続けており、過去の愛の裏切りをテーマにしたリリックも長年にわたって愛され続けています。

RAG MUSIC 編集部

色彩のブルースEGO-WRAPPIN’

昭和歌謡のエッセンスを取り入れた独特のジャズサウンドで人気を集めるバンド、EGO-WRAPPIN’。

退廃的な雰囲気をただよわせた楽曲はコアなファンが非常に多く、カラオケなどでも頻繁に歌われています。

そんな彼女たちの作品のなかでも、特にサックスの魅力が感じられる作品としてオススメしたいのが、こちらの『色彩のブルース』。

冒頭のサックスパートから一気に世界観へと引き込む本作は、ボーカルはもちろんのこと、サックスだけでも十分な聴きごたえがあります。

Ryo

スローバラードRCサクセション

サクソフォーンの音色はさまざまなジャンルでその魅力を放っていますが、RCサクセションの『スローバラード』は、特にサックスの優美な響きが際立つ1曲です。

静かなバラードの中に、絞り出すような歌声とともにつむがれるサックスのメロディは、リスナーの心に深い哀愁を呼び起こします。

1976年のリリースから時を超え、多くのアーティストにカバーされた本作は、ロックバンドらしからぬ繊細さを持った名曲と言えるでしょう。

涼しげでありながら、どこか熱を秘めたサックスの音色は、今なお多くの音楽ファンを魅了してやみません。

RAG MUSIC 編集部

曲芸ロンド浜田マロン

ジャズと昭和歌謡をミックスした音楽性で、コアなファンや批評家から高い評価を集める女性シンガー、浜田マロンさん。

スタイルの似たアーティストとしてEGO-WRAPPIN’が挙げられますが、彼女はEGO-WRAPPIN’よりも激しい曲調が魅力です。

こちらの『曲芸ロンド』はそんな彼女の名曲。

サックスだけが光る作品というわけではないものの、管楽器の良さがいたるところで発揮された構成は、サックスの魅力を知るにはうってつけです。

Ryo

悲しい色やね上田正樹

上田正樹さんの代表作『悲しい色やね』は、その時代を映し出すサックスの音色が印象的な1曲です。

1982年のリリース以降、じわじわと人気が高まり、本人によって何度もリアレンジされています。

サックスのメロディーは、失恋の痛みをやわらげるかのように聴く者の心に寄り添います。

上田さんのハスキーな歌声と女性目線のセンシティブな歌詞が、サックスによってさらに映えています。

サックスがかもす、哀愁のただようメロディーはあなたの心に寄り添うことでしょう。

RAG MUSIC 編集部

I Put A Spell On YouNina Simone

サックスは、その表現力の豊かさからさまざまなジャンルを彩ってきました。

その中でも、ニーナ・シモンさんが1965年にカバーした『I Put A Spell On You』は、ジャズとソウルが絶妙にミックスした不朽の名作と言えるでしょう。

彼女のデビュー作はジャズアルバムでしたが、その後ソウルに傾倒し、独自の歌声で多くのリスナーを魅了してきました。

この楽曲では、そんな彼女のボーカルにサックスの豊かなメロディーが寄り添い、楽曲をより一層鮮やかなものに彩っています。

RAG MUSIC 編集部