【2024】海外の人気サックス奏者まとめ
サックスはジャズに限らず、ポップスのフィールドやロックなど、多くのジャンルで耳にする楽器です。
ステージの花形としても名脇役としても活躍するサックス奏者に対して、何となくカッコいいしオシャレといった憧れを抱いている方も多くいらっしゃるかもしれませんね。
本稿は、さまざまなジャンルにおける有名なサックス奏者に注目した記事となっています。
こういった記事は往年の名プレイヤーを中心の紹介となってしまいがちですが、新世代のジャズシーンやユーチューバーとして活躍するサックス奏者まで、近年注目すべきプレイヤーたちも幅広く取り上げていますよ。
ぜひご覧ください!
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【2024】海外の人気サックス奏者まとめ
Body & SoulColeman Hawkins
1904年、アメリカのミズーリ州に生まれ、テナーサックス奏者として活躍したコールマン・ホーキンスさん。
スウィング・ジャズを演奏してきた彼はその後、当時は注目されていなかったビバップ・ジャズにも注目し、セロニアス・モンクさんやマックス・ローチさんを育てました。
またたくさんの奏者と交流を持ち、レコーディングするなどして多くの後進ミュージシャンに影響を与えた人として知られています。
彼はスウィング・ジャズとビバップ・ジャズをつないだアーティストといえるでしょう。
Mean To MeLester Young
クラリネットプレイヤーとしても人気を博したテナー・サックスプレイヤー、レスター・ヤングさん。
日本でも知名度の高い、テナー・サックスプレイヤーですよね。
彼の父が裕福かつ音楽への関心が高かったことにより、幼い頃からヴァイオリン、ドラムス、サックス、トランペットといった楽器をマスターしていました。
11歳からプロとして活動をしており、1930年代後半には、ジャズの聖地とされているカンザスシティで非常に高い人気をほこりました。
(Ryo)
Dig DisHank Mobley
ハンク・モブレーさんは 1930年アメリカのジョージア州に生まれ、ニュージャージー州に育ちました。
ハード・バップ、そののちはソウル・ジャズも得意とし、『ジャズ・メッセンジャーズ』のテナーサックス奏者として活躍しました。
ジョン・コルトレーンさんほど個性的ではないものの、つややかで響きの良い音色や、センスが良くわかりやすいアドリブなど、たくさんの魅力を持ったハードバップ時代を代表するテナーサックス奏者です。
Take the “A” TrainJohnny Hodges
20世紀における最大のジャズ・ポピュラー界の音楽家、デューク・エリントンさん率いるデューク・エリントン・オーケストラの花形プレイヤーとして知られるのが、ジョニー・ホッジスさんです。
いわゆるビッグバンド時代における「3大アルト」として、ウィリー・スミスさん、ベニー・カーターさんと並び称されるアルト奏者です。
幼い頃に独学でドラムスとピアノを習得したというホッジスさんは、10代の頃はソプラノ・サックス奏者として知られておりました。
その後は上述したデューク・エリントン・オーケストラへアルト・サックス奏者として参加、卓越した演奏技術から繰り出される美しい音色や伸びやかなビブラートが多くの人から称賛を浴びました。
一時期は楽団を脱退して、自身がリーダーとして作品をリリースしています。
ホッジスさんの音色に魅了された方々は、ぜひソロ作品もチェックしてみてください!
(KOH-1)
So WhatWayne Shorter
1950年代にサックス奏者としてデビューを果たして以降、2010年代に入っても新たなアルバムをリリースするなど、御年80歳半ばをこえて生ける伝説として長きに渡りジャズ・シーンをリードし続ける存在です。
そんなウェイン・ショーターさんの歩みは短い文章で語れるものではありませんが、1959年に加入したアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズとして、1961年には早くも来日公演を行い、日本にファンキー・ジャズのブームをもたらします。
その後はマイルス・デイヴィスさんのクインテットへの参加、クロスオーバー・ジャズの最重要バンドであるウェザー・リポートを結成、ソロとしての精力的な活動など、あふれんばかりの創作意欲は尽きることがありません。
ウェインさんのディスコグラフィを追うこと自体が、1つの長い音楽の旅と言えるかもしれません。
(KOH-1)
Lover ManJackie McLean
ニューヨーク出身のジャッキー・マクリーンさんは、10代の時点でジャズ・サックス奏者として確かな腕前を持ち、1951年にはマイルス・デイヴィスさんに目をかけられて、アルバム『ディグ』に参加したという、早熟な才能の持ち主です。
いわゆるハード・バップにおける人気アルト奏者として、チャールズ・ミンガスさんの『直立猿人』やソニー・クラークさんの『クール・ストラッティン』といった名盤にその名を連ねており、ミュージシャンとしての高い信頼度がうかがえますよね。
哀愁を帯びた泣きの音色という要素を主軸としながらも、その時代時代において演奏スタイルを変化させていったタイプのミュージシャンですから、多くのリーダー作も含めて、お気に入りの「ジャッキー・マクリーンさんの音」を見つけてみてくださいね。
(KOH-1)