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【2024】海外の人気サックス奏者まとめ

サックスはジャズに限らず、ポップスのフィールドやロックなど、多くのジャンルで耳にする楽器です。

ステージの花形としても名脇役としても活躍するサックス奏者に対して、何となくカッコいいしオシャレといった憧れを抱いている方も多くいらっしゃるかもしれませんね。

本稿は、さまざまなジャンルにおける有名なサックス奏者に注目した記事となっています。

こういった記事は往年の名プレイヤーを中心の紹介となってしまいがちですが、新世代のジャズシーンやユーチューバーとして活躍するサックス奏者まで、近年注目すべきプレイヤーたちも幅広く取り上げていますよ。

ぜひご覧ください!

【2024】海外の人気サックス奏者まとめ

I’ve Got RhythmCharlie Parker

1920年に生まれたチャーリー・パーカーさんは、アルトサックス奏者で、その後ジャズ界に大きな影響を与えるマイルス・デイビスさんを見いだした人としても知られています。

今までのジャズとは違った即興演奏をメインにしたビバップスタイルを確立させ、従来のスタンダードソングのコード進行をもとにビバップならではの複雑なテーマのメロディーを編み出しました。

若くして亡くなった彼の生涯は伝記や映画などでも知られています。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

Street Fighter MasKamasi Washington

2010年代以降を代表する新世代ジャズ・ミュージシャンの中でも最重要人物の1人であり、独創的なスタイルでシーンをけん引するアメリカ出身のジャズ・サックス奏者がカマシ・ワシントンさんです。

音楽一家の中で育ったカマシさんは幼少期より音楽に親しみ、2000年代より本格的な音楽活動をスタートさせます。

ジャンルレスな活動を続けていた彼の名前が世間に知れ渡ったのは、あのフライング・ロータスさんが主宰する先鋭的なレーベル、ブレイン​フィーダーから2015年にリリースされた3枚組の大作『The Epic』でしょう。

サックス奏者としての存在感はもちろん、ソングライターとしても突出した才能を発揮させ、現代的なスピリチュアル・ジャズを提示した名盤です。

ジャズの「今」を知りたい方であれば、確実に押さえておくべきサックス奏者ですよ!

KOH-1

Body and SoulDexter Gordon

1923年にアメリカのロサンゼルスで生まれたテナー・サックス奏者のデクスター・ゴードンさん。

彼は1945年にニューヨークにうつりバド・パウエルさん、マックス・ローチ、アート・ブレイキーさんといったメンバーとの録音を残しました。

1960年代から1976年にかけてフランスやデンマークを拠点に活動し、たくさんの録音を残しました。

1986年には映画『ラウンド・ミッドナイト』に主役で出演するなど、俳優としての活躍も有名です。

極限までレイドバックした奏法がクールな雰囲気をただよわせているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

You’d Be So Nice to Come Home ToArt Pepper

1925年にアメリカのカリフォルニア州に生まれたアート・ペッパーさんは、1940年代からスタン・ケントン楽団やベニー・カーター楽団で活動をはじめ、1950年代にはコンボバンドで活躍しました。

ウエストコースとジャズといわれるロサンゼルスを中心としたアメリカ西海岸で演奏されていた、白人中心のクールなジャズスタイルでの演奏をしたサックス奏者として有名です。

1977年に初来日して以来、親日家となり、1982年に亡くなるまでしばしば日本を訪れました。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

Giant StepsJohn Coltrane

アメリカのノースカロライナ州で1926年に生まれたジョン・コルトレーンさん。

下積み時代が長かった彼ですが、1955年にマイルス・デイビスさんのグループに入ったころから注目され始めました。

ハード・バップ、モード・ジャズ、フリー・ジャズのジャンルでたくさんの録音を残し、またコルトレーンチェンジといわれる独特のコード進行を編み出しました。

その功績は大きく現代のサックス奏者に最も影響を与えた一人ではないでしょうか。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

The Girl From IpanemaStan Getz

高いテクニックとスタイリッシュなサウンドで人気を集めたテナー・サックスプレイヤー、スタン・ゲッツさん。

貧しい家庭で育ったため、初めてサックスを演奏したのは13歳でした。

他のサックスプレイヤーと比べると少しだけ遅いデビューですね。

当時、彼が使っていたサックスは非常にボロボロだったそうです。

高校では、異常に高いIQから学年1位2位の成績を残し、数々のオーディションなどを経てプロデビューをはたしました。

晩年はその高いIQが原因で心を病み、一時期は薬物中毒におちいりましたが、改心し、ボサノバなどを取り入れた名盤を生み出しました。

Ryo