世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで
柔らかい音色を持ち、さまざまな種類があって幅広い音域をカバーすることができるクラリネットは、吹奏楽などでも人気の高い楽器です。
クラシックに限らず、ジャズやポップスなどでも使われていますし、アンサンブルに溶け込みやすく脇を固める重要なポジションはもちろん、主役級の活躍も可能というのが特徴ですよね。
有名な童謡『クラリネットをこわしちゃった』でクラリネットという楽器の存在を知った、という方も多いかもしれません。
こちらの記事では、クラシックやジャズ・ミュージックの世界で活躍するクラリネット奏者を集めてみました。
これを読めば、クラリネットのことがもっと身近に感じられるかも?
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世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで
シューベルト 交響曲第7番「未完成」Alois Brandhofer
弦楽団首席クラリネット奏者のルドルフ・イェッテルに師事。
ウィーン交響楽団の首席クラリネット奏者を経て、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者です。
シューベルトの交響曲第7番では、オーボエと語り合うようなソロが印象的です。
ドビュッシー/クラリネット狂詩曲Florent Héau
フランス出身のクラリネット奏者。
コンクールの課題曲にも使用される大変有名な楽曲で、流れるようなしっとりとした旋律から始まりだんだんと激しく狂ったような旋律へと移行していきます。
フランス出身の作曲家ドビュッシーの時代に相応しく、印象派的なイメージを思わせます。
ラプソディー・イン・ブルーBenjamin Christ
ラプソディー・イン・ブルーは、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが作曲しました。
冒頭の低音からのグリッサンドで始まるクラリネットソロは有名です。
当初はグリッサンドでなく、17音の上昇音階で記されていたそうですが、ホワイトマン・バンドのクラリネット奏者がふざけてグリッサンドで演奏したところ、ガーシュウィンが気に入り書き改められたと伝えられています。
フランセ/クラリネット協奏曲Shirley Brill
イスラエル生まれの女性クラリネット奏者。
フランセによって作曲されたクラリネットの曲の中でも特に有名で、難易度も高い曲です。
流れるような旋律もあり、技巧的なソロもあり、軽やかなパッセージもあり、とても要素が多く表情もコロコロと変化する曲です。
J.M. モルター クラリネット協奏曲第1番Dariusz Elbe
ヨハン・メルヒオール・モルターは、ドイツ後期バロックから前古典派に至る過渡期の作曲家です。
Es管クラリネットという一般的なB♭管やA管クラリネットよりも小さなクラリネットで演奏されます。
Es管特有の美しい高音の響きが聴きどころです。
W.A.モーツァルト/クラリネット協奏曲 第1楽章Andrew Marriner
イギリスのクラリネット奏者で、ロンドン交響楽団の首席奏者。
モーツァルトのクラリネット協奏曲は、コンクールの最終審査で使用されることが多くクラリネット奏者としては外せない一曲です。
演奏しているプレイヤーも非常に多いため、勉強するにはさまざまなプレイヤーの演奏を聴くのがいいと思います。