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【リペアマンが教える】管楽器のメンテナンス。各症状の対処術まとめ

「自分でできる管楽器のメンテナンスについて」前回の続きです。

前回:【リペアマンが教える】管楽器のメンテナンス。基礎知識編

症状と対処術をまとめました。

日々のメンテナンスで役に立つと思いますので、ぜひブックマークしておいてください。

トランペットほかの金管楽器

普通につかっているだけなのに、なぜか音色や抜けが悪くなってきた

これも上記ピストンの動き劣化に通じますが、以前クリーニングした際にヘドロが筒状にしかも層になってでてきたことがあり、これではメーカーのボアサイズの音響特性を体現することは不可能です。

聞くと食後歯磨きしないで吹く上に、さらに洗浄をほとんどしないということでした。

ヘドロはスライドやボトムキャップなどの可動部の隙間に入り込み、接着剤のような働きをして数日で固着させてしまうことがあります。

こうなると高額なリペアとなってしまいますね。

対処法

ヘドロのカルシウム成分が定着する前に3カ月~半年に一度か本体、スライドの管内を丸洗いししつこいヘドロには一晩中性洗剤付け(フェルト、コルク類カバー、はずす)して、ブラシでヘドロ押し出ししてクリーニングしましょう。

カルシウム化したものは歯垢と同じでスケーリングしないとなかなかとれません。

週に一度はボトムキャップやスライドを抜差しして動かしてあげましょう。

ピストンを分解、クリーニングして組み立てたら、なぜか息が詰まって吹けない、動きが悪くなった、バネのノイズがするなど(金管初心者によくあることとして)

よくこの症状で持ち込まれることがあります。

多くの場合、原因がキーガイドの角度間違い、ピストン番号ちがい、キーガイドがさかさま、左右逆などで、その場合一瞬で治ってしまうことがあります。

不思議なくらい慌ててしまうのですが、落ち着いて観察力を発揮しピストンを1本ずつ差し、番号やガイドの角度をチェックし正しく合わせ、バネ受けなどの正位置も確認しましょう。

以上自分で対処できることを中心に書いてきましたが、ほんの少しの扱い方の違いでリペアマンに任せたほうがいい場合もおこりえます。

例えば以下のようなキーのタイミングや気密性の改善、へこみによる動作不良などです。

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